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公共需要増、人件費抑制で4期連続増収増益  FQS    収益ともに過去最高


 株式会社富士通九州システムエンジニアリング(FQS、現株式会社富士通九州システムズ、福岡市早良区百道浜2丁目、富永英俊社長)の09年3月期連結決算は、売上高が253億2000万円で前期比6・6%増、経常利益は24億5000万円で同7・4%増の増収増益だった。増収増益は4期連続。収益とも過去最高。
 民需が落ち込んだが、公共系がカバーし増収。また、人件費を抑えたことや、ホテル&ブライダル向けソリューションなど利益率の高いパッケージが伸びたことが寄与した。営業利益は24億6000万円で同8・8%増の過去最高。部門別では、主に富士通グループからの受注で構成される「SEビジネス部門」が売上高176億円で同12・1%増、営業利益は20億8000万円で同1・9%増。独自営業による受注(自主ビジネス)は、売上高が77億2000万円で同4・1%減。営業利益は3億7000万円で同60・9%増だった。富永社長は「製造向け民需が大半を占める自主ビジネスで4%減収はむしろ健闘した。また、医療系ビジネスが前期好調で、今期も期待できそうだ」としている。
 富士通九州システムエンジニアリングは、4月1日付で株式会社富士通大分ソフトウェアラボラトリ、株式会社富士通南九州システムエンジニアリングと合併し、現在は株式会社富士通九州システムズとなっている。