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全国新酒鑑評会で2度目の金賞 山の壽酒造


週刊経済2021年6月1日発行

受賞酒は「山の壽 純米大吟醸 山田錦 38」

日本酒メーカーの山の壽酒造㈱(久留米市北野町、片山郁代社長)は5月21日、「令和2酒造年度全国新酒鑑評会」で金賞を受賞した。
受賞したのは「山の壽 純米大吟醸 山田錦 38」。令和元酒造年度は新型コロナウイルスの影響で最終審査の決審が中止となり、平成30酒造年度の金賞初受賞に次ぐ2年ぶりとなった。「山の壽 純米大吟醸 山田錦 38」は同社の主力酒のひとつで、原材料は米・米麹、アルコール度数16度。ギフト用などでの需要が高いという。片山社長は「3年連続入賞、2度目の金賞をいただけてうれしい。当社では現在、杜氏(酒造りの責任者)を立てずに会社全体がチームとなって酒造りを行っている。いろいろなアイデアを出し合いながら今後も積極的な商品開発に取り組んでいきたい」と話している。
同鑑評会は、(独)酒類総合研究所が製造技術と酒質の現状や動向を明らかにし、清酒の品質向上に貢献することを目的に全国規模で開催。今年は821点が出品され、入賞酒が413点、うち金賞酒が207点となっている。福岡では4点が入賞し、うち3点が金賞を受賞している。