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個人客向け大型電動バイクを発売  明和製作所    価格は108万円


 電気モーター製造・販売の株式会社明和製作所(糸島市志登、生野岳志社長)は10月1日、大型電動スクーター「VXー1」を発売した。
 同社はこれまで法人顧客を主要ターゲットとした原付タイプの電動バイク5機種と超小型電気自動車1機種を発売してきたが、今回初めて個人客をコアターゲットに米国製の大型電動バイクを発売する。同電動バイクはニッケル水素電池を搭載し最高速度は時速百kmのビッグスクーター型バイク。車両重量210kg、充電時間は5時間。乗車定員は2人。アクセル部分にアドバンス・スロットルを採用しグリップを前方に回すことでモーターの抵抗を使ったブレーキングができるほか、運動エネルギーを電気エネルギーに変換し回収する回生ブレーキで走行距離を伸ばすことができる。
 同社では今後、エコに関心のある富裕層を開拓し初年度20台の販売を目指す。価格は税込み108万円。EV販売課の深見恒次課長は「デザイン性も高く、個人だけでなくマラソン先導車両などにも適しているのでさまざまな需要を掘り起こしたい」と話している。同電動バイクは米国ベクトリックス社製で、正規輸入販売元は株式会社ホワイトハウス(愛知県愛知郡東郷町、木村文夫社長)。
 同社は1967年設立。資本金は22百万円。10年3月期の売上高は7億76百万円。従業員数82人。生野社長は大阪府出身、1962年5月30日生まれの47歳。立命館アジア太平洋大学経営大学院修了、趣味は音楽とスポーツ。