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倉庫・荷捌場新設のドリスに協調融資を実施 日本公庫北九州支店


週刊経済2021年10月19日発行

西日本シティ銀と連携

㈱日本政策金融公庫北九州支店(北九州市小倉北区鍛治町1丁目、福永誠支店長)中小企業事業は10月6日、西日本シティ銀行と協調し、家具・インテリア製品ネット通販事業の㈱ドリス(北九州市小倉北区東港1丁目、松石賢剛社長)に協調融資を行ったことを明らかにした。
同社は2009年に創業。19年2月には楽天市場インテリア・家具・収納部門の月間MVPを受賞するなど堅調に推移しているという。同社では、近年の物流コスト高騰およびコロナ禍による巣ごもり需要の拡大、在宅勤務などの新たな生活様式の定着といった消費者ニーズに対応する目的で、同市門司区新門司北1丁目の自社倉庫敷地内に倉庫2棟と荷捌き場1棟を新設。今回はその設備投資として協調融資したもの。なお、融資額は非公表。ドリスでは分散する賃借倉庫を自社倉庫1拠点に集約化する計画で、今回の倉庫新設が同計画の最終段階となっている。  自社倉庫の総敷地面積は3万6513㎡。新規倉庫2棟の建築面積は752㎡(平屋建て)と550㎡(同)。の荷捌き場の建築面積は2463㎡(同)。新棟を加えた倉庫の総面積は1万9801㎡規模となる。同社では「倉庫集約完了に伴い、保管能力や物流効率の向上が図れる。今後も顧客利便性の向上に努めていきたい」と話している。
同社の資本金は500万円、従業員数は51人。