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保育園2園の設計でキッズデザイン賞を初受賞 野口直樹建築設計事務所


創造性と未来を拓くデザイン部門で

建築物企画設計の㈱野口直樹建築設計事務所(福岡市中央区天神2丁目、野口直樹社長)は8月23日、設計した保育園2園で「第13回キッズデザイン賞」子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門を初受賞した。
キッズデザイン賞は特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(東京都港区虎ノ門、山本正己会長)が主催する子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品、空間、サービス、活動、研究を対象とする表彰制度。受賞したのは同社が建築設計した佐賀県三養基郡基山町宮浦の「商店街の中の小さな保育園」(ちびはる保育園 基山園)と粕屋郡新宮町上府の「自然と共存する園」(上府あおぞら保育園)の2園で、いずれも2016年に完成したもの。ちびはる保育園はシャッター街の建物を改築した園で、地域活性化を促進する立地性などが総合的に評価されたという。上府あおぞら保育園は集中力向上やリラックス効果を引き出す木造式にした。応募総数437点のうち、同部門は106点の中から選ばれた。
野口社長は「自然を生かした園づくりができる郊外エリアの設計に力を入れながら、よりよい保育環境を作っていきたい」と話している。
同社2012年8月設立。資本金300万円。従業員数は5人。手がけた建築設計のうち8割が保育園や保育園の建築設計。19年3月期の売上高は前期比86%増の1億3000万円。
野口社長は佐賀県出身。1979年9月7日生まれの39歳。福岡大学工学部卒。趣味は絵本の読み聞かせ。

2019年9月3日発行