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使用済み食用油の回収を開始 グリーンコープ共同体


週刊経済2025年7月2日発行号

宗像店など4店舗で

(一社)グリーンコープ共同体(福岡市博多区博多駅前1丁目、日高容子代表理事)は6月15日、グリーンコープ生協ふくおかが運営する4店舗で使用済み食用油の回収を始めた。

リユース、リサイクルなど循環型社会形成を進める取り組みの一環。対象店舗は、宗像店(宗像市くりえいと1丁目)、姪浜店(福岡市西区内浜1丁目)、甘木店(朝倉市甘木)、上官店(大牟田市一浦町)の4店舗。持ち込めるのは、サラダ油や天ぷら油など家庭用の植物性食用油。一斗缶やラベルを剥がしたペットボトルなど密閉可能容器に使用済み油を入れ、店舗内に設置している回収ボックスに入れる。賞味期限が切れたものでも未開封や開封後5年以内であれば回収できる。回収した油は全国油脂事業協同組合連合会(東京都文京区)などの連携事業者3社が収集し、燃料やインク、せっけんなどに再利用する。

同共同体では「今後回収ボックスの設置店舗を増やすなど、資源の有効活用に貢献したい」と話している。