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佐賀工場内の飼料工場を閉鎖   理研農産化工   同部門の生産・販売を停止


 製粉・製油・飼料・肥料製造の理研農産化工株式会社(佐賀市大財北町、鵜池直之社長)は10月31日、佐賀市大財北町の佐賀工場構内の飼料工場を閉鎖し、配合飼料部門の生産・販売を停止する。
 近年、同部門の生産が減少傾向にあったことと、同工場の機械設備老朽化に伴うもの。老朽化した設備を一新するには10数億円の設備投資が必要で、市場の動向を踏まえた結果、閉鎖を決定した。飼料部門の社員は全員他部門へ配置転換し、機械設備を撤去した工場(約2,310平方m)は当面倉庫として利用する。
 配合飼料部門は同社の売上構成比で2~3%ほど。他の製油部門(福岡工場)、製粉部門(佐賀工場)、有機肥料部門の業績は好調で、今期は年度計画の売上高175億円、経常利益5億5,000万円を上回る見通し。同社では今後、好調な3部門に力を注いでいく方針。
 同社は1917年創業、1948年6月設立、資本金は11億円。05年3月期の売上高は178億円。従業員数は160人。
 鵜池社長は佐賀県出身。1933年10月21日生まれの71歳。慶応義塾大学法学部卒、趣味は読書と旅行。