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佐世保市と包括連携協定を締結 ゼンリン


週刊経済2022年8月9日発行

地図活用による防災や観光振興

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は7月20日、佐世保市(朝長則男市長)と包括連携協定を締結した。
幅広い分野で相互に連携・協力するとともに、地図情報を活用し、佐世保市の地域課題解決に取り組み、地域の活性化や市民サービスの向上を目指す。具体的には、防災・減災に寄与する地図の作成を検討・推進することによる防災力の向上や、佐世保市が保有する空き家データとゼンリンの地図データを掛け合わせ、危険空き家や市場流通可能な空き家予備軍の把握ならびに早期特定を共同研究していく。また、デジタル地図を活用したブラウザ型のプログラミング学習ツール「まなっぷSchoolEdition」の利用によるプログラミング的思考の習得と教育促進などの検討、観光型マイクロMaaSの実証実験の推進、地場企業のITツール活用推進などに取り組んでいく。
同社では「協定を通じて佐世保市が抱える地域課題の解決に取り組み、地域の活性化や市民サービスの向上に寄与することを目指す」と話している。