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介護用品店を積極展開へ、福岡進出も視野   佐賀県小城市の大平   今春の保険制度改定を機に


 調剤薬局や介護用品販売・レンタルの株式会社大平(佐賀県小城市牛津町牛津、副島広幸社長)は今春の保険制度改定を機に、介護用品専門店「タイヘイM&C」を積極展開し、福岡市近郊への出店も視野に入れている。
 これは近年の制度改定では特に事業者のサービスの質が問われる傾向にあり、今春の改定後は質の悪い会社の淘汰が進むと予測。これを九州一円に進出するチャンスと捉え、「数年前からサービスの質にこだわり続けて準備を進めていたもの」(副島社長)。遅くとも2年以内には動き始め、5年後にはM&Aを含めて介護用品店5店舗を出店し、売上高が05年7月期比84%増の32億円、経常利益が同2.13倍の10億円を目指す。
 現段階では出店予定地は未定とし、「いきなり100キロ先というケースも想定している」(副島社長)という。しかし、現在の拠点を佐賀県三日月町(佐賀店)と久留米市梅満町(久留米営業所)に置くことから、商圏的にも、距離的にも福岡進出を視野。戦略としては、「拠点から車で1時間強のエリアに人口80万人以上いること」と設定。それに照らすと大分、都城、宮崎、延岡は当てはまらず、福岡市は早良区、南区、城南区だけでも人口80万人をカバーしているという。
 介護用品店は1990年8月に1号店として「タイヘイM&C」佐賀店を開店。96年11月に同久留米営業所を開設。それぞれ介護機器・用品を展示するほか、介護保険レンタル向けのメンテナンス室も併設している。
 副島社長は「福岡には何度も足を運んでおり、当社のことだけ考えれば、当然福岡だが…。予想以上にダイナミックに制度が変わるなか、遅くとも二年以内には動きたい」と話している。
 同社は1976年3月創業、81年9月設立。資本金1,000万円。従業員80人。副島社長の父である副島幸雄会長が医薬品卸業として創業。以来、その医師とのパイプから得たニーズをもとに調剤薬局や介護用品事業に進出。現在では調剤薬局を佐賀県内で八カ所、介護用品専門店「タイヘイM&C」を佐賀、久留米に拠点展開。05年7月期は売上高が19億4,000万円、経常利益が4億7,000万円だった。積極的な展開を前に、対外的な信用力の向上を図り、今年1月17日には、西日本シティ銀行の取次ぎ仲介で九州第1号となる中小企業格付け(「日本SME格付け」)を「aa(ダブル・エー)」という上から2番目の評価で取得している。