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今期売上高は3・3%増の156億3千万円見込む シダー


経常益は2・3倍の5億9900万円の予想

全国にデイサービスセンター、介護付有料老人ホームなどを展開する㈱シダー(北九州市小倉北区大畠1丁目、座小田孝安社長)は11月5日、2021年3月期の連結業績予想を発表した。売上高が前期比3・3%増の156億3千万円、経常利益が同2・3倍の5億9900万円で増収増益を見込む。
5月の決算発表時点では、新型コロナウイルスによる影響の算定が難しいことから未定としていた。営業利益は同60・1%増の8億7900万円、当期純利益は同84・2%増の3億8500万円の予想。同じく未定としていた配当予想については、年間配当を前期実績に2円上乗せの6円を計画している。
上期売上高は5・2%増の77億7100万円  また同社の21年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比5・2%増の77億7100万円、経常利益が4億1100万円(前年同期は3100万円の経常損失)で増収黒字化した。
収益面では、既存施設の施設稼働率を上昇させるため、新規利用者の獲得とサービスの向上に努めたことから増収。利益面では介護職員の定着化により人材募集費などの経費が抑制できたことに加え、管理部門の諸経費抑制などにより販売費および一般管理費が減少した結果黒字化した。同社では「新型コロナウイルス感染症の流行により、県内のデイサービス事業のうち1事業所で約1カ月間閉鎖の影響が発生したが、徐々に利用再開者が増え、回復傾向にある」と話している。

2020年11月24日発行