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人財投資で競争力の底上げを クラフティア


週刊経済2026年新春特別号

石橋和幸社長、新年インタビュー抜粋

総合設備業の㈱クラフティア(福岡市中央区天神1丁目)は、社名変更と本社移転を機に企業変革を加速させている。石橋和幸社長は本誌新年号インタビューで、2025年を「将来への布石を打った節目の年」と位置づけ、人財投資と事業ポートフォリオ高度化を柱とする新中期経営計画の本格実行に意欲を示した。以下、インタビューを抜粋。

―2025年を振り返って。

石橋 社名変更、本社移転、新中期経営計画の始動と、大きな出来事が重なった密度の濃い1年だった。社員にとっても環境変化が大きく、会社としての方向性を改めて全員で共有する機会になったと感じている。

―社名変更の狙いは。

石橋 九州外売り上げ比率が約34%まで高まり、事業内容も電気工事にとどまらず空調・衛生工事を含む総合設備業へと広がっている。こうした実態を踏まえ、「全国区」を見据えた看板が必要だった。新社名は社員アンケートを重ね、将来を担う若手の思いを反映したボトムアップで採用した。

―働く環境の変化について。

石橋 本社をワンビルへ移転したことで、ワンフロアの大空間やフリーアドレス化など、働き方は大きく変わった。業務効率が向上し、社員のモチベーションや採用面での効果も実感している。

―足元の業績評価について。

石橋 中間決算は減収増益だったが、通期では売上高、経常利益ともに過去最高を更新する見込み。受注環境は引き続き良好で、通期目線では非常に堅調に推移している。

―新中期経営計画のポイントは。

石橋 人への投資こそ競争力の源泉と考えている。処遇改善や教育体系の再構築、直営技能者の育成など、人財投資を本格化させる。また、短期的な利益を追い過ぎず、データセンターや不動産など将来の収益基盤となるストックビジネスへの投資も進める。

―2026年に向けた抱負を。

石橋 新社名に込めた意思を実行に移す年にしたい。人財投資と未来への投資を通じて事業ポートフォリオを高度化し、総合設備業としての競争力を一段と高めていく。