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人力車サービス創業の自叙伝を出版 人力屋


個人創業20年以上の経験記す

福岡市内で人力車サービスを展開する人力屋(同市博多区上呉服町)の神谷嘉三代表は11月21日、自身の創業エピソードや経験を記した自叙伝を出版した。
著書名は「『好き飯』博多の人力車 裸一貫起業術」。観光地・旧博多市街地を中心に人力車サービスを展開する神谷代表が、大手化粧品メーカーを脱サラし、人力車で起業した理由、生計を立てられるようになるまでの記録を記した書籍。サイズはB6判175ページ建て。発行元はセルバ出版で、販売はアマゾンや楽天市場などネット販売を中心に展開。一部福岡市内の書店でも販売している。価格は1500円(税別)。
神谷代表は「脱サラし人力車夫として約20年以上活動してきた。『一芸8年、商売10年』の言葉通り、さまざまなアルバイトの掛け持ちなど、二足のわらじ状態も8年以上経験。実体験を記すことで、仕事の悩みや生き方を模索している人の参考になれば。これまでの経験から『朝の来ない夜は無い』ということを伝えたい」と話している。
神谷代表は北九州市出身。1959年12月25日生まれの59歳。神戸大学経済学部卒。1983年同大学卒業後、大手化粧品メーカーの㈱ノエビア入社。96年に退職し、福岡市内で現在の人力屋を個人創業。現在は、結婚式やイベントへの人力車出張サービスや、観光地・旧博多市街地内にある「博多町家ふるさと館」(博多区冷泉町)を拠点に観光人力車サービスを展開している。

2019年12月10日発行