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人の動きを認識する電子看板用システム発売  ネクストシステム    集客ツールとして販売見込む


 システム、アプリ開発の株式会社ネクストシステム(福岡市南区井尻、藤田義生社長)は5月13日、人の動きに反応し操作できる電子看板用システム「キネシス」を発売した。
 従来の電子看板で表示される写真や映像だけでなく、人の動きを感知する「モーションセンサー」を利用することで、人の動きにより映像を変化させることができる。展示会やイベント、ホテルや商業施設など店頭の集客ツールとして販売を見込む。標準機能は写真、映像の表示、時間設定など。人の動きに連動してシャボン玉や雪などを映す映像効果のほか、カメラに映った利用者の体に合わせて衣服のCGをリアルタイムに映す「バーチャルファッション」機能などをオプションで追加することができる。映像面の機能のほかに、視聴者の属性(男女・年齢層)や滞留時間のデータ集計も可能。必要な環境はWindows7または8のメモリ8GB以上のパソコン、フルHD(16対9)表示ができるモニター。販売するパッケージは標準ソフト、モーションカメラ、Webカメラ込みで税別39万8000円、オプションのバーチャルファッション2D、3Dシステムは各19万8000円、そのほか、人を認知してマンガ調の画面にしたり、マスクを表示する機能などがそれぞれ9万8000円で追加できる。
 藤田社長は「すでに電子看板を導入されている場合はバージョンアップを、まだ導入されていない場合は設備を含めトータルで提案していく。人の動きを捉えて映像を変化させることができるため注目を集めやすく、高い集客効果を見込める」と話している。
 同社は2002年8月設立。資本金7225万円。従業員41人。14年3月期の売上高は2億3300万円。