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九州地区で新CFPプログラム普及を推進  アットグリーン九州支社    製造業などの個別相談に対応


 環境コンサルティング業の株式会社アットグリーン(東京都千代田区九段北1丁目、鬼倉潔社長)の九州支社は、4月1日から民間事業に移行した商品の製造工程におけるCO2削減を図る新カーボンフットプリント(CFP)プログラムの九州地区パートナー企業となった。
 2009年度から経済産業省などが実施していた「カーボンフットプリント制度試行事業」が、12年度から社団法人産業環境管理協会(東京都千代田区、南直哉会長)による「カーボンフットプリントコミュニケーションプログラム(通称・新CFPプログラム」として民間運用に移行したことに伴い、同社は主に九州地区の製造業や自治体を対象に同制度の普及や活用支援に取り組む。5月14日に福岡市博多区の福岡商工会議所で開催する同協会主催の普及セミナーで個別相談の対応をする。セミナーは14時から、定員は百人で参加費は無料。
 CFPとは、低炭素社会の実現を目指し、製品の原材料調達から製造、配達、販売、使用、廃棄、リサイクルまでの一連の工程において排出される温室効果ガスの量をCO2換算し、数値として製品にラベル表示する仕組み。12年度からは数値だけでなく、CO2排出量の「見える化」や削減に取り組んでいることを表示可能になった。
 同社は「CFPは製造者だけでなく、消費者との情報共有が必要。まずはCFPプログラムにおける費用効果を明確に提示していきたい」と話している。