NEWS

  • 地域

九州初、血液流動性測定装置を導入   医療情報健康財団   設備投資額は600万円


 財団法人医療情報健康財団(福岡市博多区上川端町、江口和夫理事長)は一月二十日、血液流動性測定装置・MC-FAN(マイクロチャンネルアレイ・フローアナライザー)を一般検査向けに導入した。九州の健診機関での導入は初めてで、設備投資額は六百万円。
 これは、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の早期発見と予防を目的としており、同財団で企業健診をした際に要望が多かったため導入したもの。同装置は、人工的に毛細血管を再現したシリコンチップに血液を流し、顕微鏡で拡大したものをモニターに移して血液が流れる様子を検 査する。検査料は三千五百円。江口理事長は「これまで血液検査結果は数値からの分析のみだったが、MC-FANの導入により血流の状態が目に見えるため、受検者の生活習慣改善意欲の向上につながる」と話している。
 同院は一九七四(昭和四十九)年設立、診療科目は人間ドッグ、健康 診断、内科、循環器科、放射線科、消化器科、従業員は五十人。
 江口理事長は、北九州市八幡東区出身、三四年二月二十三日生まれの七十一歳、九州大学医学部卒、趣味はドライブ、読書。

2005.1.25 発行 週刊経済より