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九州から3件が新規採択 JICA九州


週刊経済2023年4月4日発行

中小企業・SDGsビジネス支援事業

独立行政法人国際協力機構九州センター(北九州市八幡東区平野2丁目、以下JICA九州、吉成安恵所長)は3月7日、2022年度「JIA中小企業・SDGsビジネス支援事業」の採択案件を発表した。
今回採択されたのは大石建設㈱(長崎県)の「チリ国持続可能な水産業の振興および養殖に資する循環型ビジネスにかかるビジネス実証化事業」。2件目は、㈱アグリツリー(福岡県那珂川市)の「ベトナム国ソーラーシェアリング導入による農水産業の脱炭素実現に向けたビジネス化実証事業」。3件目は㈱九州メディカル(㈱福岡銀行)の「パラグアイ国安全で環境に優しい微生物製剤による蚊媒介感染症予防にかかる普及・実証・ビジネス化事業」で、地域金融機関連携案件。中小企業・SDGsビジネス支援事業はニーズ確認調査、ビジネス化実証事業、普及・実証・ビジネス化事業の3段階あり、それぞれの段階に応じて旅費、機材費、輸送費、現地活動費、外部人材活用費、現地から日本への人材受け入れ活動費、管理費などが負担される。同事業は2012年度から実施されており、これまでに九州から92企業(案件)が採択されている。
JICA九州では「採択案件それぞれに海外事業へ対する熱い思いやドラマがあり、JICA九州がつないでいきたい」と話している。