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久留米の広告代理店を完全子会社化  アペックスフーズ    販促部門の強化目指し


 ラーメン店チェーンの株式会社アペックスフーズ(久留米市小頭町4丁目、梶原龍太社長)は3月24日、広告代理業でフリーペーパー「cocomi(ココミ)」を発行する株式会社コットンタイム(同市野中町、野下あつ子社長)の発行済み株式すべてを取得し完全子会社化した。M&Aの実施は今回が初めて。
 ウェブを中心とした物販事業の強化を目指す中、広告業で培ったコットンタイムの企画・製作、マーケティング力を販促面に生かす一方で、コットンタイムもアペックスフーズの持つ資本力を生かし、赤字が続く主軸のフリーペーパー事業の早期立て直しを図る。今回のグループ化に伴い、コットンタイムの代表取締役会長に梶原アペックスフーズ社長が就任したほか、4月5日にはコットンタイムの資本金を32百万円増資し35百万円とした。
 梶原社長は「事業に取り組む姿勢と、将来に向けたビジョンを共有していける良きパートナーと感じている。アペックスグループとして互いに補完し活用し合うことでシナジー効果を発揮していきたい」と話している。
 コットンタイムは2006年10月創業、09年8月設立、売上高は6千万円、従業員数は11人。現在久留米地区で20~30代を対象にしたライフスタイルフリーペーパー「cocomi」を5万3千部発行している。
 アペックスフーズは1998年12月設立、資本金は1千万円、売上高は9億8千万円(10年10月期)、従業員数は21人。