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主力部門堅調で売上高4・2%増の1083億円 三井ハイテック中間期
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週刊経済2025年10月1日発行号
経常益は36・6%減
半導体部品製造の三井ハイテック㈱(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の25年1月期連結第2四半期決算(2月~7月)は、売上高は前年同期比4・2%増の1083億3400万円、経常利益は同36・6%減の59億7800万円で増収減益だった。
主力の電機部品事業は電動車関連需要が今期も堅調で、売上高は同4・9%増の774億600万円と好調だった。電子部品事業も民生向け製品の一時的な需要増加や高騰した主要原材料の価格転嫁により、売上高は同2・3%増の287億5300万円と堅調に推移。金型・工作機械事業も売上高は同1・0%増の51億8600万円で、主要セグメントは全て増収だった。一方で利益面は、電子部品事業における車載・情報端末向け製品の受注減の影響が大きく、連結営業利益は同19・2%減の63億4700万円となった。また経常利益は、主に外貨建て金融資産の為替差損の影響で、さらに減益幅が大きくなり、純利益は同40・8%減の41億8900万円だった。
今期の見通しでは、売上高は前期比0・5%増の2160億円、経常利益は同41・0%減の100億円で増収減益予想となっている。当初予想の下方修正を発表しており、売上高は当初予想から15・4%減、経常利益は同20・0%減の予想に修正している。

