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中間決算の業績予想を上方修正 イフジ産業


週刊経済2021年11月9日発行

売上高は約13億円上回る90億円に

粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)は10月28日、21年4~9月の中間期の業績予想を上方修正した。
売上高については、昨年11月から今年3月にかけて発生した鳥インフルエンザの影響で鶏卵相場が予想よりも高く推移し販売単価が上昇。また、積極的な営業アプローチが奏功し、販売数量が予想よりも増加した。このため中間期連結売上高は5月6日に公表した当初予想を12億9800万円上回る90億2千万円に上方修正した。損益については、鶏卵相場が高く推移し原料仕入単価が大幅に上昇したため、一部の製品の販売価格を改定。また、販売数量が予想よりも増加したことと工場の生産効率向上や歩留まり向上に努めた。このため経常利益は1億4700万円上回る6億7200万円に上方修正。同様に営業利益は1億4400万円上回る6億5800万円、純利益についても1億7400万円上回る5億3400万円に修正した。通期業績予想については、売り上げや仕入れに大きく影響する鶏卵相場の今後の動向が現時点で見通せないことから修正を見送った。なお、同社はこの中間期で繰延税金資産を追加計上し、法人税等調整額を7200万円追加計上する見込み。