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中間期売上高は2・2%増の241億6200万円 サニックス


収支改善で営業利益は33・9%増

㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年同期比2・2%増の241億6200万円、営業利益は33・9%増の1億3800万円、経常損益は2900万円の損失(前年同期は2億200万円の利益)だった。

売上高は、太陽光発電の縮小でSE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門が減収、一方で一般家屋向けのHS(ホーム・サニテーション)事業部門、事業所向けのES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門、環境資源開発事業部門が増収となり、全体では前年同期を上回った。利益面では、環境資源開発事業部門が大幅な減益となったが、他の3部門は、経営合理化等による経費削減、材料原価低減などで収益性が改善、全体の営業利益は増益となった。経常損益は為替差損、店舗等の統廃合による損失計上で赤字、純損益は1億5500万円の損失で赤字幅が9000万円拡大した。

事業別の売上高は、SE事業部門は産業用太陽光発電の市場規模縮小による影響で、同システムの施工、設置件数が減少、27・2%減の87億1600万円となった。HS事業は白蟻防除施工、床下・天井裏換気システム、基礎補修・家屋補強工事が伸び、38・9%増の46億1100万円、ES事業は防錆機器取付施工が約6・7倍増となるなど40・0%増の6億8500万円、環境資源開発事業部門は、新電力事業の売電が伸び、29・0%増の101億4900万円となった。

通期では連結売上高は前期比6・4%減の476億8000万円、営業利益は16・7%増の12億1000万円、経常利益は20・2%増の10億9000万円、当期純利益は94・7%増の8億1000万円を見込んでいる。

2017年12月5日発行