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中間期は原材料高騰が響き2けた減益  鳥越製粉    売上高は微減の104億円


 製粉業大手の鳥越製粉株式会社(福岡市博多区比恵町、小西敬一郎社長)の11年12月期中間決算は、売上高が前年同期比2・6%減の104億88百万円、経常利益は同13・0%減の9億68百万円で減収減益だった。
 今年4月に輸入小麦の政府売り渡し価格が平均18%引き上げられるなど、原材料高騰の影響が製品価格に大きく影響。小麦粉の売り上げは伸びたが食品関連の出荷数量が伸び悩み、減収となった。利益面では、減収と原材料価格の値上がりが影響し、2けた減益。中間純利益は同8・8%減の5億64百万円だった。
 通期の予想では、下期に再び輸入小麦価格の引き上げが行われる可能性が高く、同社は「競争はさらに激化すると見ている」とするが、業績予想に修正は加えていない。売上高は前期比5・0%増の222億5千万円、経常利益は同15・6%増の22億8千万円の増収増益を見込んでいる。