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中間期はパルプモウルド部門好調で増収増益  大石産業   通期も増収増益へ


 産業用包装資材製造・販売の大石産業株式会社(北九州市八幡東区桃園2丁目、中村英輝社長)の07年3月期連結中間決算は、売上高が85億100万円で前年同期比7.1%増、経常利益が4億2,200万円で同11.9%増の増収増益となった。
 第1四半期に引き続き、鶏卵トレー、鶏卵個装容器や工業品輸送用緩衝材を中心としたパルプモウルド部門、食品トレー向けPSフィルムを中心とした樹脂部門や紙袋部門、工業向け製品を中心とした海外部門が順調に推移した。
 主力のパルプモウルド部門では天候不順の影響で青果物トレーが微増にとどまったものの、その他農畜産分野、工業分野における事務機器、医療機器などの輸送用緩衝材が好調で、売上高は29億7,000万円で前年同期比6.4%増となった。その他セグメント別にみると、樹脂部門は前年度に増設した関東工場のPSフィルムの安定供給などにより売上高は16億4800万円で同14.3%増、紙袋部門は9億1,700万円の同3.4%増、海外部門は12億7,700万円の同20.4%増といずれも増収となった。段ボール部門では春以降の天候不順で夏場の葉物野菜の収穫が落ちこみ売上高は12億4,800万円の同0.8%減となった。 
 通期では売上高170億円で同4.9%増、経常利益9億円で同8.6%増を見込む。