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中間は新規出店で増収も販促費膨らみ減益  ナフコ    今期14店新規出店で年商2000億円確実に


 ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する株式会社ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、深町勝義社長)の9月中間決算は、売上高が1032億5600万円で前年同期比3・0%増、経常利益が61億1900万円で同4・6%減の増収減益となった。
 上期は小倉北店(北九州市)、南倉敷店(岡山県)、あさぎり店(熊本県)の3店舗を新規出店して増収となったが、特売商品の多用やチラシの増加・サイズ拡大など販売促進を強化したことで経費増。新規出店の初期費用を含む販管費は、前年同期比2・6%増の259億8300万円で、営業利益は同3・9%減の60億300万円となり、経常利益、中間純利益も減少した。商品別売上高は、主力の資材・DIY・園芸用品が397億1200万円で前年同期比2・4%増、生活用品が304億9100万円で同5・3%増、家具・ホームファッション用品は219億9100万円で同1・0%減、その他は110億6000万円で同7・1%増となっている。
 下期には「菊南店」(熊本県)、「佐世保みなとインター店」(長崎県)、「西海店」(長崎県)、「埼玉菖蒲店」(埼玉県・関東地区初出店)を出店しており、年内には広島県に1店舗、年明けの年度内には九州に2店舗、関西に2店舗、岡山県に1店舗、石川県に1店舗(北陸地区初出店)の新規出店を予定。年度内に14店舗、うち下期中に11店舗の新規出店を計画している。これらの売上貢献も見込めることから、通期売上高は当初予想通りの2000億円(前期比2・2%増)、営業利益は125億円(同2・2%増)、経常利益128億円(同2・5%増)、当期純利益57億円(同14・9%減)を見込んでいる。同社では「売上高2000億円達成は確実視しているが、業績全般の見通しは年末年始の様子を見ないと不確定な部分がある」と話している。