NEWS

中小企業DIは2期ぶりマイナス景況 日本公庫福岡支店


週刊経済2026年2月11日発行号

小規模DIは景況感が改善

㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、山脇智博支店長)が発表した2025年10月から12月までの九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、中小企業が前期(2025年7月~9月)比7・4ポイント減の▲1・7となり、2期ぶりマイナス景況に落ち込んだ。

従業員数が20人以上の中小企業調査結果(432社回答)によると、製造業の業況判断DIは前期比6・7ポイント減の▲4・2。非製造業でも同9・2ポイント減の▲2・1となり、製造業、非製造業ともにマイナスとなった。

製造業の業種別業況判断では、飲食料品が前期DI▲9から25と大幅上昇し、プラス景況に転じたほか、窯業・土石も同30から13に低下したもののプラス景況を維持。木材・木製品も同▲8から8ポイント増の0まで回復したほか、金属製品は前期DI0のまま横ばいで推移。一方で、生産用機械は同0から▲50と大幅低下している。

非製造業の業種別では、小売業が前期DI▲3から7ポイント増のDI4まで回復したものの、サービス業が同12から▲2に低下。卸売業も同0から▲3、建設業は同9から▲11、宿泊・飲食サービスは同▲9から▲21と軒並み悪化。運送業も同21から▲4と大幅に低下している。

また、従業員が20人未満の小規模企業調査結果(665社回答)では、業況判断DIが前期比6・3ポイント増の▲17・9とマイナス幅を縮小したが、今年1月~3月期の景況感に留まった。製造業をみると前期比18・4ポイント増の▲9・7、非製造業では同4・9ポイント増の▲18・8とそれぞれ景況感が改善した。

業種別では運輸業が前期比36・7ポイント増の16・7、情報通信業が同25ポイント増の0・0、建設業は同18・7ポイント増の▲1・1、飲食店・宿泊業は同1・5ポイント減の▲14・3で6期連続マイナス景況となった。卸売業は前期比2・4ポイント減の▲16・4、サービス業は同5・8ポイント減の▲20で4期ぶりに悪化。小売業が同10・7ポイント増の▲33となっている。

次期(2026年1月~3月)の全産業DIは、中小企業が前期比2・2ポイント増の0・5。小規模企業は同12・2ポイント悪化し、▲30・1と予想している。業況判断指数とは、「良い」と回答した企業と「悪い」と回答した企業の割合の差を示している。