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中小ソフトメーカー向け販売支援のASPサービス 富士通九州システムエンジニアリング 契約数100件


 ソフトウェア開発の株式会社富士通九州システムエンジニアリング(福岡市早良区百道浜二丁目、柴田善次郎社長)は、パッケージソフト販売業者向けに販売支援サービスを開発、四月十日からインターネットを通じてアプリケーションソフトをレンタル利用できるASPによる提供を開始した。 同社のサービスでは販売管理、顧客管理に加え電子ライセンス管理、顧客維持のためのメールマガジン発行などをひとまとめにした。ASP方式のため安価で提供でき、低価格ソフトの販売や、一般顧客に対する期間限定の試験販売への利用も容易になるなど、幅広い利用が見込まれる。利用料金は月額で基本料金一万円+販売ソフト定価の二〇%×販売数と、基本料金五万円+販売ソフト定価の一〇%×販売数の二タイプ。主にSOHO事業者や中小ソフトメーカーをターゲットに、今年度中に百件の契約を目指す。
 同社では「従来まで販売管理、顧客管理など各種サービス、ソフトは個々で販売されているのが一般的だった。ひとつに連携したのは珍しい」とし、同サービスで二件の特許を出願中。
 同社は一九八一年七月設立。資本金は三億円。二〇〇二年三月期の売上高は二百八億円。従業員は八百六人。

2003.04.30 発行 週刊経済より