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中央区白金2丁目に宿泊施設を開業 DM都市開発


週刊経済2021年3月23日発行

楽天グループの一括代行サービスを活用

不動産開発、販売のDM都市開発㈱(福岡市中央区大名2丁目、森弘晴社長)は4月1日、同区白金2丁目に宿泊施設を開業する。
この施設は、楽天グループの民泊事業会社・宿泊施設の運用代行を手掛ける楽天LIFULL STAY㈱(東京都千代田区、太田宗克社長)が、オーナー向けに宿泊施設の開発から施工、運用までを一括代行するサービス「Rakuten STAY」を活用した。今回のオーナー・DM都市開発が九州初で同サービスを生かした宿泊施設の開業を進めている。場所は通称桧原比恵線沿い、「那の川2丁目」交差点から200m北側。敷地面積は256㎡。建物の名称は「Rakuten STAY福岡薬院」。駐車スペース3台(うち身障者用1台)と駐輪スペース7台も収容可能。建物は鉄筋コンクリート造りの12階建てで延べ床面積が806㎡。1階はロビーやエントランス、2~12階が客室で、各階の客室は2部屋(25、35㎡)構成となっている。2~5階の客室は2~3人専用で、それぞれの人数に応じたシングルベッドを設ける。6~12階の客室は3~7人専用で、同様にそれぞれの人数に応じたバンクベッドを備える。森社長は「2棟目の開業に向けても着々と進めている」と話している。
同社は2014年6月設立。資本金1千万円。決算期3月。福岡市内では賃貸マンション8棟や商業ビル1棟、簡易宿泊施設2棟の開発実績があり、個人投資家や法人向けに賃貸マンションなどの一棟売りを手掛けている。関連会社で賃貸共同住宅やホテル、宿泊施設などの設計や監理を手掛ける一級建築士事務所のDMクリエイト㈱(横浜市都筑区)の代表も務めている。