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中央区春吉3丁目に10階建て本店 玉屋 来春の開業目指し、本社機能も移転へ


 パチンコホール経営の株式会社玉屋(福岡市博多区中呉服町、岩見吉朗社長)は来春までに、同市中央区春吉三丁目に十階建て新本店を建設する。
 都心部の利便性を生かした新たな顧客獲得を目指すもので、本店として位置付けることで、チェーン店舗の認知度向上を目指す。さらに施設内には複数テナントを入居させ集客効果を高めるほか、本社機能も移転し、経営面での効率化も図る。すでに七月二十日に建設に着手しており、来年一月中には完成する。場所は通称「国体道路」沿い、ホテル「イル・パラッツォ」北側。敷地面積は四千四百七十平方メートル、建築面積は二千七百五十六平方メートル、延べ床面積は二万三千四百三十八平方メートル。フロアは一階がパチンコホール、二~十階が駐車場で、二階の一部に本社事務所と、複数のテナントが入居する。同社では「開業時には地下鉄3号線開通など、同地区の利便性はますます向上する。魅力ある店舗をつくり、地域活性化に貢献していきたい」と話している。
 同社は一九五三年八月に飯塚市で創業、五六年設立。資本金は三千万円、〇三年十二月期の売上高は五百十四億七百万円、従業員数は三百九十五人。九七年に本社を現在地に移転。現在展開するパチンコ店は福岡県内に十一店舗で、これまで創業第一号店(飯塚市本町)を「本店」と呼称してきた。 
 岩見社長は四六年十二月二十七日生まれの五十七歳、飯塚市出身、立教大学経済学部卒、趣味はゴルフ、サッカー。

2004.8.3 発行 週刊経済より