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中央区天神2丁目に仮想空間技術の研究拠点 パラレアル


週刊経済2021年4月13日発行

「XR」活用の開発・発信の場へ

VRやARを活用したサービス開発のパラレアル㈱(福岡市中央区天神2丁目、大仁田英貴社長)は3月31日、本社同所にVRなどの仮想空間技術について研究・体験する拠点「パラレアルラボ」をオープンした。
VR・ARなどの仮想空間技術「XR」を活用したサービス開発、情報発信に取り組む場として利用していくもの。会員制で、企画者・技術者、学生などが参加する。場所は警固神社西側、「パシフィーク天神」3階。施設面積は257㎡で、イベント・ワークスペースを設け、可動式モニターやVRグラス、透過ディスプレイなど仮想空間体験ができる機器などを置いている。VRで歴史を旅するトラベルコンテンツの制作やアイディアを持つ高校生とのコラボ企画などを進めていく。大仁田社長は「現実とバーチャルをつなぐ場として、時間や場所にとらわれない多様な働き方の提案もできる。サービス開発の下請け受注ではなく、理念に賛同する企画者・技術者たちと新たなプラットフォームをつくっていきたい」と話している。
同社は2020年12月設立。資本金1千万円。