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中国江蘇省常熟市に現地法人を設立し工場を開設  西部技研    全熱交換器、除湿機を現地生産


 省エネ・環境保全機器メーカーの株式会社西部技研(古賀市青柳、隈扶三郎社長)は、年内をめどに、中国江蘇省常熟市に現地法人を設立。併せて、同市東南経済開発区内に床面積2600平方メートルの工場を賃貸し、全熱交換器、除湿機の組み立て工場を開設する。
 数年前から国内や欧米の取引先が中国にシフトしてきたことを受けて、昨年9月に上海に駐在員事務所を開設。当初、3年後をめどに現地法人を設立する予定だったが、中国では環境に対する関心も高まっているため、他社に先行する意味で今回の現地法人を設立し、組立工場の開設に踏み切った。現地法人社名は「西部技研環保節設備(常熟)有限公司」。工場の床面積は2,600平方メートルで、うち600平方メートルが事務所となる。スタート時は現地スタッフを15人ほど雇用し、日本からは駐在員も含めて2~3人が指導員として管理、監督に当たる予定。売上目標は初年度2億円、5年後には10億円程度を目指している。
 同社は1962年11月創業、65年7月設立、資本金は1億円、従業員数は180人。
 隈社長は福岡市出身。64年5月1日生まれの42歳。福岡大学法学部卒。趣味はドライブ。映画鑑賞、読書など。