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中国人向け決済、情報発信のスマホサービス イーハイブ


店舗や観光施設などへ提供

ビジネスブログ開発などの㈱イーハイブ(福岡市中央区天神4丁目、高橋善晴社長)は4月25日、中国人向け決済、情報発信のスマートフォンサービスを開始した。
サービス名は「歓迎世摩朋(ファンインすまっぽん!)」で、同社が展開するアプリ風ホームページサービス「すまっぽん!」と中国でシェアを伸ばしているQRコードでのキャッシュレス決済システム「WeChatPay(ウィーチャットペイ)」を組み合わせたもの。「すまっぽん!」とは、店舗などで顧客や見込み客がQRコードを読み取り、店舗概要やSNS、連絡先などを確認できる専用画面をスマートフォンのホーム画面にアプリの様に設置することで店舗の簡易HPとして活用できる顧客獲得ツール。今回のサービスでは、中文表記での情報発信に加えて、同サービスからWeChatPay決済まで誘導できる仕組みを設けることで、店舗や観光施設などで両サービスの普及促進を図っていく。
初期費用は、すまっぽん!の制作費(翻訳込み)と年間使用料、WeChatPayのハンディ端末代金込みで5万4333円(税別)。次年度からは、すまっぽん!の使用料3333円(同)のみ。また、WeChatPay決済システムは月額利用料無料で、決済手数料が3・25%。同社は「近年訪日中国人が急増しているが、日本のキャッシュレス化の遅れにより、慣れているQRコード決済ができないことに不満を持つ人もいると聞いている。当サービスを使って、キャッシュレス先進国である中国人観光客を取り込んでほしい」と話している。
同社は、1997年12月設立。資本金1120万円。従業員は9人。「すまっぽん!」は、IT関連の障がい者就労継続支援を手掛ける㈱カムラック(福岡市博多区上呉服町、賀村研社長)と2015年10月に共同開発した。

2018年5月8日発行