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中国上海に駐在事務所開設を計画   西部技研   6月をめどに


 環境保全・省エネ機器メーカーの株式会社西部技研(古賀市青柳、隈扶三郎社長)は六月をめどに、中国上海に駐在事務所を開設する。
 近年、中国ではビルや工場の建設ラッシュ、あるいはエネルギー消費 量の爆発的な伸びから、環境問題への対応が深刻化しているが、同社は省エネルギーやIAQ(室内空気質)向上に寄与する除湿空調機器、あるいは半導体工場や印刷工場などで排出される有機溶剤の濃縮除去装置などの商品供給を通じて、環境問題に直面する中国市場にアプローチしていく。なお将来的には、資材調達やアッセンブリ工場建設なども視野に入れており、今後は潜在顧客の発掘、パートナー企業の開拓などを進めながら、同地で事業ノウハウの形成を目指す。4月には北京で開催される環境・省エネ機器の展示会にも出展する予定。
 同社は一九六二年十一月創業、六五年七月設立、資本金は一億円、従業員数は百八十人。
隈社長は福岡市出身で、六四年五月一日生まれの四十歳、福岡大学法学部卒、趣味はドライブ、映画鑑賞、読書等。

2005.4.5 発行 週刊経済より