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中国・上海での清酒品評会で金賞受賞  鷹正宗


3年連続で

酒類メーカーの鷹正宗㈱(久留米市小頭町、佐藤司社長)は11月1日、(一社)全日本コメ・コメ関連食品輸出食品協議会(東京都中央区日本橋小伝馬町、木村良代表理事)が主催する「アジア国際美酒コンテスト in China」で金賞を受賞した。
同コンテストは一般の中国人が審査するのが特徴。出品する日本の酒造メーカーが、中国人が好む日本酒の傾向を知ることで、同国での日本酒の消費拡大につなげる狙い。今年で3回目となり、国内17府県29製造場から80本が出品された。会場となった上海の「オークラガーデンホテル」に一般の中国人の男女690人が審査に訪れた。部門は「大吟醸」や「純米大吟醸」など5部門あり、同社は「吟醸・純米吟醸部門」(精米歩合60%以下)で「純米吟醸 筑水17」を出品し、金賞を受賞した。筑水17シリーズは第1回目から毎年出品し、全て金賞を受賞している。今回、同部門からは他に5品が受賞した。今回受賞した「純米吟醸 筑水17」は原材料に国産米と米麹を使用。アルコール度数は17度。同社では「受賞酒は白味噌を使った料理やバターを使った温かい料理と相性が良く、ロックや炭酸、トニックウォーター割で飲むのもおすすめ。国内外で評価を高めていきたい」と話している。
同社は天保年間創業。1935年11月設立。資本金9千万円。2020年12月期売上高見込みは34億円。従業員54人。

2020年12月1日発行