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不動産業のレジアス社の私募債受託 福岡中央銀行
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週刊経済2025年11月5日発行号
収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付
㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、荒木英二頭取)は10月15日、不動産業の㈱レジアスコーポレーション(同区白金1丁目、前田周社長)が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)を受託した。
「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債(※)で、2021年から取り扱いを始めた。今回、レジアスコーポレーションの発行額は5千万円、償還期間は5年間、満期一括償還。Good不動産コンサルティングの発行額は5千万円、償還期間は5年間、満期一括償還。資金用途は運転資金。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。
レジアスコーポレーションは2020年9月設立。資本金は1億円。福岡市を中心に不動産の売買、仲介、賃貸、管理、開発業などを手がける。同社では「『利益主義ではなく人間主義』をスローガンに、目の前の利益でなく未来を共に歩む皆さまのために、いかに貢献できるのかを追及し続けたい」としている。
※銀行保証付私募債は一定の財務条件を満たした企業が無担保で発行する社債で、その元利金を銀行が保証するもの。発行会社は無担保かつ固定・低利での長期安定資金の調達が可能となるほか、財務内容の健全性や成長力等を社内外にアピールできるメリットがある。

