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不動産売買仲介の新会社がスタート 三好不動産


週刊経済2023年4月4日発行

グループの営業力強化図る

賃貸管理・仲介地場最大手の㈱三好不動産(福岡市中央区今川1丁目、三好修社長)が設立した不動産売買仲介の新会社、三好エージェントトラスト㈱(略称:MAT 同所、堂脇善裕CEO)は3月15日に業務を開始した。
グループの売買仲介営業強化を目的に新設した会社で、設立は昨年12月、宅建免許の取得などの準備を経てこのたびスタートした。資本金は3千万円、事業内容は不動産売買仲介・不動産買取再販・コンサルティング事業など。堂脇CEOは三好不動産執行役員を兼務している。
MATでは営業担当を「不動産エージェント」と呼称、雇用形態や給与体系を成果重視の観点で設定し、通常の不動産会社に属する営業社員と比べ自由な働き方ができることが特徴で、現在三好不動産から出向した2人の社員がエージェントとして活動を始めている。三好不動産では「MAT設立の目的は、新たな市場の開拓と不動産営業の新しい働き方として業界に一石を投じようとの考え」としており、不動産エージェントは、不動産会社が仲介をする一般的な売買営業ではなく、「売り主や買い主の立場に立って契約を結ぶため依頼者に寄り添って取引をサポートする専門家」と位置付けている。MATでは、不動産のプロとして力を発揮したい人やプロフェッショナルを目指す成長意欲の高い人、また経験豊富なシニアやワーキングマザーなど自分に合った働き方を望む人などを対象に、不動産エージェントを求めていくという。