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不動産営業マンのマッチングサービス開始 トリビュート


5月8日

不動産再生事業の㈱トリビュート(福岡市博多区博多駅前3丁目、田中稔眞社長)は5月8日、不動産業の営業担当者同士をマッチングする新サービスを開始する。
名称は「TRG(トラジ)」で、不動産の客付と元付をダイレクトに繋げるマッチングアプリ。ユーザーとして登録できるのは宅建業者、宅建資格を保有する個人の営業担当者になる。不動産取引において情報収集や信頼性を高め、価値のある情報共有プラットフォームをつくることで、不動産ビジネス全体の活性化を図るもの。
仕組みは、個人の実名、宅地建物取引業免許番号、連絡先、利用目的、顔写真を登録すると専用IDを取得できると同時にユーザープロフィールが公開。顧客情報をもった買い手と物件情報をもった売り手となるそれぞれの営業担当者がアプリ内で出会い、チャット機能を使って商談を進めることができる。地域や会社名、店舗名などプロフィールや、登録物件、土地情報、得意領域からユーザー検索でき、また自身が登録した売却不動産も他ユーザーの検索対象になる。互いにパートナーになれば、1対1、グループ、登録物件ごとの情報交換も可能。
利用料金は個人契約が月8800円、法人が10IDまで5万円だが、ユーザー数500人に達するまで無料にするという。また、夏までにAIによる物件情報自動生成機能や売買の取引実績をアプリ内に蓄積し、それぞれの営業マンの評価としてユーザーが相互に閲覧できる機能を追加し、所属会社の規模や勤続年数に左右されずに個人の信用に基づいた実績、信頼の見える化を図る。
田中社長は「日本の流動的不動産価値は1500兆円以上まで拡大。情報ビジネスとなる不動産業において物件主義よりも人物主義。個人が評価される仕組みを整え、営業マンのモチベーション向上を促すとともに、業務効率を図り、健全な取引拡大に繋げる。今後も第3、第4と機能を追加し、いずれ同事業で分社化していきたい」と話している。

2019年3月19日発行