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上海市に注文家具製造の新工場を建設  アダル    来春着工、年内完成へ


 特別注文家具の製造販売・株式会社アダル(福岡市博多区金の隈3丁目、武野重美社長)は、中国上海市松江区の自社製造工場内に2階建て新工場を建設する。来春着工、年内の完成を目指す。
 同社は、今年5月、中国上海市松江区に独資会社「上海江州工藝品有限公司」を設立。同敷地内に製造工場を開設稼働してきたが、国内ほかアメリカやヨーロッパからの受注が増加してきたため増築するもの。現工場は敷地面積2万4,488平方mで、平屋建ての延べ床面積約3,300平方m。同敷地内に新たに、2階建て工場(延べ床面積8,400平方m)を建設する。現在、設計依頼をしている段階で、フロア構成などの詳細は未定。同工場では、ホテル関係のライティングデスクやクローゼット、ベッドなどの「箱もの家具」を生産していく。現在、同社スタッフ数は20人だが、徐々に人員を増やしていき200人体制にするという。生産能力は3倍以上になる。
 武野社長は「これまですべての家具を同時に生産していたが、今後は、“箱もの家具”は新工場で、テーブルやイスなどの“足もの家具”は上海協栄家具有限公司の方で分けていき効率アップを図っていく」と話している。
 同社は1953年3月創業、資本金1億8,225万円、2001年上海市嘉定区に上海協榮家具有限公司を設立、従業員202人、売上高は61億円。
 武野社長は宮崎県西諸県郡野尻町出身、1939年2月27日生まれの68歳、宮崎県立小林土木職業訓練校卒、趣味はゴルフ。