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メンテナンスなど収益性高い案件増で黒字化 岡野バルブ製造中間期


週刊経済2021年7月27日発行

売上高は5・2%減の25億円

発電プラント向けバルブ製造業の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)の2021年11月期中間連結決算は、売上高が前期比5・2%減の25億9700万円、経常損益が1億6800万円(前期1億3200万円の損失)の黒字となった。
原子力発電所向けのメンテナンス事業が堅調に推移したが、国内向け販売中心で小口案件主体だったバルブ製造販売部門が低調に推移したことから3期連続の減収。利益面では収益率の高いメンテナンス部門など採算性の高い案件が多かったことや、コスト削減効果で営業利益は1億1800万円(同1億8100万円の損失)、純利益は1億6千万円(同1400万円の損失)とともに黒字化した。
下期では海外プラント向けのバルブ販売が加わるほか、メンテナンスも国内での点検工事などが寄与するため、通期は売上高が69億7700万円(9・7%増)、経常利益が2億8千万円(同11・1%増)の増収増益を見込んでいる。