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メルボルンに高級「一康流福岡ラーメン」  ワイエスフード    オーストラリアに初進出


 「九州筑豊ラーメン山小屋」等ラーメン店チェーンのワイエスフード株式会社(福岡県田川郡香春町、緒方正憲社長)は4月1日、オーストラリアに初出店した。
 2006年9月のタイ出店を皮切りに海外展開を進めてきた同社。今回のオーストラリア1号店で海外42店舗目となる。出店した店舗は「一康流福岡ラーメンメルボルンCBD店」。市内のホテル・ビジネス街エリアのロードサイドのビル地下1階に入居する。現地で製造した麺と本社から輸出したタレを使って、日本で提供する九州筑豊ラーメンの味をそのまま再現。地元の富裕層をターゲットにラーメン1杯約1400円、餃子を約1030円、焼き飯を約1120円で提供する。また、外観、内装、食器等のデザインにもこだわり、高級感を出す。総席数は126席。
 同店舗近くには今もターミナルとして利用されている同国初の駅「フリンダースストリート駅」や同国最古の美術館「ヴィクトリア国立美術館」などもあり、観光客も取り込みたい考え。1日にラーメン300杯、月商で1300万円を目指す。
 今後は同1号店による市場動向を検証した上で、良好な状況と判断すれば2019年中に同国内で5店舗まで出店していくという。