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ホークスタウン内にヒルトン福岡シーホーク開業  ヒルトン・ワールドワイド    約20億円かけ11年3月末まで改修工事


 米国バージニア州に本社を置くホテル運営大手のヒルトン・ワールドワイド(クリストファー・ナセッタ社長兼CEO)は6月1日、福岡市中央区地行浜2丁目のホークスタウン内にヒルトン福岡シーホークを開業した。
 これまでJALリゾートシーホークホテル福岡を運営してきた日本航空系のホテル運営会社、株式会社JALホテルズ(東京都品川区東品川2丁目、千代勝美社長)から施設の運営を引き継ぎ、九州初の系列ホテルとしてオープン。10年3月末までに約20億円をかけ、エグゼクティブラウンジなど共有限会社スペースやレストラン、レジャー施設などホテル内の公共スペースを中心に改修工事を実施する。総支配人には、スイス出身で前ヒルトン東京総支配人のクリスチャン・ボーダー氏(47歳)が就任した。ヒルトン福岡シーホークは、地下2階地上36階建てで建築面積2万千平方m、延べ床面積13万8千平方m。客室数は1052室、宴会場は最大35会場、レストラン15店舗、チャペル4会場、8百台収容の駐車場。
 オープン当日の6月1日の記者発表会には、ヒルトン・ワールドワイドの日本・韓国・ミクロネシア地区担当のオデット・リフシッツ副社長、同営業統括本部の池田正人本部長、ヒルトン福岡シーホークのクリスチャン・ボーダー総支配人が出席。リフシッツ副社長は「東アジアの重要なゲートウエー都市の福岡にヒルトンのネットワークを構築できた。ビジネス、レジャー両面からの需要に対応していきたい」とあいさつ。事業方針を説明した池田本部長は「経済環境が厳しい状況下でも福岡は国内主要都市の中で元気が良く、対中国や韓国、台湾、香港から宿泊客を誘致できるインフラが充実している。福岡のランドマークホテルとしての事業を展開していきたい」と抱負。ボーダー総支配人は「1052室の客室、6万4千平方mのイベントスペースを持つホテルとして、ウエディングやMICE(会議や展示会など)の需要拡大に力を入れていきたい」と今後の意気込みを語った。
 ヒルトン・ワールドワイドは1919年設立。世界81カ国で約35百カ所のホテルを運営、国内ではコンラッド東京(東京都港区東新橋1丁目)、ヒルトン東京(同西新宿6丁目)、ヒルトン大阪(大阪市北区梅田1丁目)、ヒルトン名古屋(名古屋市中区栄1丁目)、ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市)、ヒルトン小田原リゾート&スパ(神奈川県小田原市)、ヒルトンニセコビレッジ(北海道ニセコ町)、ヒルトン成田(千葉県成田市)などを運営している。