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ホテル事業の新ブランド「西鉄ホテル クルーム」創設 　西日本鉄道　　　 第１弾は西鉄イン博多を全面改装し、来年１月改称

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　西日本鉄道株式会社（福岡市中央区天神１丁目、倉富純男社長）は、ホテル事業の新ブランドとして「西鉄ホテル クルーム」を創設し、第１弾として同市博多区博多駅前１丁目の宿泊特化型ホテル「西鉄イン博多」を全面リニューアルし、「西鉄ホテル クルーム 博多」として来年１月にブランドチェンジする。
　同グループではこれまで、フルサービスホテル「西鉄グランドホテル」、都心型ホテル「ソラリア西鉄ホテル」、宿泊特化型ホテル「西鉄イン」の３ブランドを展開。新ブランドのクルームは多様化するニーズに対応し、ビジネス客に加え、感性豊かな女性や滞在の楽しみを求める観光客など、よりこだわりを求める顧客をターゲットに設定し、眠りだけではなく、ホテルで過ごす場面を重視したコンセプト型ホテルとして企画したもので、今後、全国各都市への展開を図っていく方針。
　１号店の博多では、共用部のラウンジを新設し、ドリンクサービスの充実や、香りの演出などによる居心地のよい滞在空間を提供する。フロントでは独立型のカウンターや、顧客に座ってもらうカウンターを設け、より丁寧な対応の実現を目指す。客室では１８４室をプレミアムルーム化し、水廻りを一新するなど付加価値を高め、全客室のレイアウトを見直し滞在空間の充実とアメニティなどの見直しによる快適性の向上を図る。また、大浴場は温泉化し、浴場から眺められる庭園はグリーンを充実させ、癒しの空間へ進化させる。１０月上旬にリニューアル工事に着手し、１２月月下旬にはエントランス、ロビー、ラウンジ、温泉大浴場、プレミアムフロアを完成させ、来年１月上旬にブランドチェンジする。全館の工事完了は同３月下旬を予定している。
　同社では、「新たに４ブランドに構成することで、各ホテルの魅力を分かりやすく伝え、一人ひとりの期待に応えるサービスを提供していく。今後は末永く愛されるホテルグループを目指し、ブランド強化を推進していきたい」と話している。