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ペットケアサービス施設と業務提携 わん・ステップ


週刊経済2025年11月12日発行号

犬用車いすの認知度向上に期待

犬用車いすを販売するわん・ステップ㈱(福岡市西区姪浜4丁目、田崎薫社長)は10月に、ペットケアサービス施設「Rosette+(ロゼットプラス)」(大阪府東大阪市長田西1丁目)と業務提携を締結した。

業務提携により、わん・ステップ㈱が製造する犬の体格や病状に合わせて採寸するオーダーメイドの車いすを「Rosette+(ロゼットプラス)」のデイケアサービスで、必要のある犬が車いすを試乗し、購入できるようになる。「Rosette+(ロゼットプラス)」は高度医療や高品質なフードの普及により、犬の長寿命化が進んでいることを受け、高齢犬のデイケアと介護サポートを提供することを目的に11月1日にオープンした。同施設では購入に検討が必要な介護用品を実際に試して、比較できるよう車いすの他、介護用ハーネスなどの介護用品を取り扱う。

田崎社長は、「犬の飼育数の約2割が老犬であり、車いすの需要は高いものの、認知度には課題がある。今回の業務提携を通じて、犬用車いすの必要性が広がることを期待する」と話している。