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ヘルシンキの産学官連携組織と経済連携協定 福岡地域戦略推進協議会


現地企業との事業連携など推進

産学官連携組織の福岡地域戦略推進協議会(福岡市中央区天神1丁目、麻生泰会長、略称FDC)は11月21日、フィンランドの首都ヘルシンキ都市圏の産学官連携組織「ヘルシンキビジネスハブ」とMOU(経済連携協定)を締結した。
福岡市とヘルシンキは、2016年にスタートアップ企業の支援に関する連携協定を締結して以降、情報交換や視察訪問など連携の体制を強化している。今回、約200社の会員が所属する産学官連携組織であるFDCと、ヘルシンキにおける同様の組織である「ヘルシンキビジネスハブ」が協定を結ぶことで、より双方の経済交流の活性化に繋がる持続可能な戦略的提携を実現するとともに、これまでのスタートアップ企業だけでなく中規模から大企業の海外進出支援まで拡大することでさらなる移出産業の創出を目指していく。ヘルシンキでは、ヘルスケアやスマートシティをはじめとした分野の研究開発が活発で、今後はFDC会員向けに現地の企業や機関との連携促進、実証実験の実施機会の提供などの面で支援していく予定。

2019年12月10日発行