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ビットコイン決済に関するソフトウェア Nayuta


小型機器への組み込み目指す

ブロックチェーン技術開発の㈱Nayuta(福岡市中央区舞鶴2丁目、栗元憲一社長)は4月30日、ビットコイン決済に関するソフトウェア「Ptarmigan(ターミガン)」をリリースした。
「Ptarmigan」はライトニングネットワークに接続してビットコインの送受金を可能にするもので、将来的に小型のハードウェアに組み込むことを目指している。ライトニングネットワークとは、ビットコインのブロックチェーン上に決済に特化した専用の層を設けて処理能力を高め、そこで決済することでリアルタイム決済や低手数料での取引が可能になるなどビットコインをより実用的にする技術。価値のない開発用のビットコインを使用するテストネット版ではなく、実用のビットコインを使用するメインネット版でリリースした。ライトニングネットワーク活用のための仕様に準拠したソフトウェアでメインネット版リリースされたのは世界で4例目となる。ソフトウェアにバグが残っていることが予想されるため失っても問題ない少額での利用と検証・フィードバックを募っている。同社は「今後時間をかけて安定度を増していく予定」と話している。
同社は2015年設立。資本金1億4100万円。従業員数6人。

2019年6月4日発行