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パイオニア・ソフトに資本参加 シティアスコム


オフショア開発強化、福岡・関東で営業連携

地場大手の情報システム開発会社、㈱シティアスコム(福岡市早良区百道浜2丁目、藤本宏文社長)は4月25日、システム構築・コンサルティングの㈱パイオニア・ソフト(同市南区清水4丁目、森永洋昭社長)の株式を取得し、資本参加した。
これは事業方針として取り組むオフショア開発の強化と、地元福岡や関東地区での営業連携を図る狙いで、シティアスコムにとって10社目のグループ会社という位置付け。オフシォア開発では、ベトナムに現地法人を置くパイオニア・ソフトとの協業で開発要員を確保し、東京や中部地区での大型開発案件が控える中、顧客の開発ニーズに対応する。また、両社共に創業40年を超える地場IT業界の老舗企業で、これまで多くのシステムを提供してきた福岡や関東地区では、双方の顧客に対して両社が持つ独自のソリューションを提供することで、業容の拡大を図っていく。
パイオニア・ソフトは1976年10月設立。資本金6100万円。従業員147人。福岡、東京、ベトナム・ハノイに拠点を置き、システム構築・コンサルティングをはじめ、業種・業務パッケージの開発やカスタマイズ、情報処理サービスなどを提供。2019年1月期の売上高は17億6400万円。なお、今回の資本業務提携に伴う経営体制・方針の変更はない。
シティアスコムは1971年1月設立。資本金4億4200万円。従業員488人。金融や流通、製造業向けを軸とした開発事業やデータセンター事業、業界トップの学校法人向けパッケージソフトなど既存事業を生かした戦略に加え、今年4月に始動した新中期経営計画ではデジタルサービスなどサービス提供ビジネスの強化を打ち出している。2019年3月期の売上高は91億1490万円。

2019年6月25日発行