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ハイブリッド車部品の小倉工場が完工  トヨタ自動車九州    初年度は5・5万基生産


 トヨタ自動車九州(宮若市上有木、須藤誠一社長)は、11月13日、ハイブリッド車用部品を生産する小倉工場(北九州市小倉南区朽網、安部美範工場長)が完工した。総事業費は160億円。
 ハイブリッド車の駆動系部品「トランスアクスル」の生産工場で、同社にとって、エンジン第1・第2工場に次ぐユニット系の生産拠点。すでに操業は8月に開始しており、このほど完工した。場所は、新たに造成された北九州臨空工業団地内で、敷地面積は京都郡苅田町までまたがる34万平方m(北九州市側22万平方m、苅田町側12万平方m)、延床面積は3・7万平方m。生産するのは、宮田工場で生産するハリアー・ハイランダー用のトランスアクスルで、年産能力は8・4万基。来年度にはさらに能力を増強し、年産16万基とする計画。従業員は200人でスタートし、来年度までにさらに150人を追加採用する予定。生産計画としては、今年度5・5万基、来年度は14万基を計画している。だが、昨今の不安定な景気情勢から、「生産計画や採用計画が予定通りに推移しない可能性もある」(須藤社長)としている。