NEWS

  • 地域

ネット医療施設情報サービスを開始 ゼンリン 北九州市医師会の協力で


 住宅地図、カーナビソフトメーカーの株式会社ゼンリン(北九州市小倉北区下到津一丁目、原田康社長)は、十二月二十八日からインターネット医療情報配信サービスを開始した。
 これは北九州市医師会と財団法人九州ヒューマンメディア創造センターの協力で、北九州市内の医療情報を無料提供するもの。提供するのは同医師会の会員情報を基本データとし、約一千件の院名、院長名、診療科目、所在地、電話番号、地図などで、広告スポンサーとして契約すればHPへのリンク、休診日、駐車場など詳細情報を配信する。これらは同社の 運営するNTTドコモ携帯電話向けサイト「北九州ナビ」とパソコン向けサイト「パクパクパーク」で閲覧できる。また、医療機関をパソコン三十、携帯電話二十五診療科目に分け、科目とエリアを指定する検索機能と、携帯電話向けでは休日夜間急患センター情報も配信している。同社では地図に各種情報を付加したデータベースの構築を進めている。
 同社は一九六一年四月に設立、資本金は五十六億六千五百十六万円、売上高は三百五十五億八千九百万円(二〇〇二年三月期)、従業員は千九百五人。

2003.01.28 発行 週刊経済より