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デジタル・自動車需要減で経常利益89%減  三井ハイテック    通期は17億の経常赤字に


 半導体部品製造の株式会社三井ハイテック(北九州市八幡西区小嶺2丁目、坂上隆紀社長)の09年1月第3四半期決算は、売上高425億9400万円で前年同期比10・2%減、経常利益3億2400万円で同89・7%減の減収減益となった。
 景気後退に伴うデジタル家電や携帯電話の需要減を受け、主力のICリードフレーム事業は受注減に見舞われ、九州自動車メーカーの減産から、自動車向け部品のモーターコア事業も低迷し、2けたの減収となった。利益面では、減収に加え、金融不況と円高のあおりから原材料価格が高騰し、大幅な減益となった。また、関係会社が保有する投資株の下落により、2億8000万円の特別損失を計上しており、純利益は2億900万円の赤字(前年同期実績は18億6000万円)となった。
 通期の業績予想は、売上高515億円で前期比16・2%減、経常損益は17億5000万円の赤字(前期実績32億6000万円の黒字)で、当期純損益は22億円の赤字(同期実績8億5000万円)になると見ている。