NEWS
セブン‐イレブン・ジャパンと連携協定を締結 九州産業大学
Tag:
週刊経済2026年7月8日発行号
九州地区大学とは初の取り組み
九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長:以下、九産大)は、7月2日付で㈱セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、阿久津知洋社長)と社会課題の解決、人材育成推進を目的とした連携協定を締結した。同社が九州地区の大学と連携するのは今回が初めてとなる。
同協定は同大学生命科学部(中山素一教授)の研究領域を起点に、セブン‐イレブン・ジャパンとの共同研究および学生教育、社会連携活動を推進。継続的、横断的な学術振興と人材育成を図るのが狙い。同大学ではこれまで中山教授を中心にセブン‐イレブン・ジャパン向け商品製造を担う企業と連携し、質量分析装置「MALDI‐TOF‐MS(マルディートフマス)」を活用した微生物同定技術と菌叢(きんそう:多様な微生物が腸内や皮膚、口腔など、ある環境に共存する集合体)分析に基づき、惣菜食品の鮮度延長に関する共同研究を実施してきた。
昨年2月には中山教授の研究グループおよび九州大学、日本食品分析センター、アサヒ飲料㈱、㈱明治がコンソーシアム(共同事業体)を形成し、微生物同定技術を軸とした食の安全・安心の確保、食品ロス削減の取り組みが内閣府「第7回日本オープンイノベーション大賞」で農林水産大臣賞を受賞したことから、今回の産学連携を通じて多面的な取り組みを展開する方針。
北島学長は「今後は本協定に基づき、フレッシュフード製造工場における衛生管理の高度化および商品の長鮮度化に関する研究をさらに発展させるほか、食の安全・安心をテーマにした講義や現場見学、インターンシップなど教育プログラムの充実、地域社会に向けた成果発信の場を創出していきたい」と話している。

