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セキュリティー録画システムのソフトを発売 アンソネット 定価は3万9800円


 パッケージソフト開発、販売事業の株式会社アンソネット(福岡市中央区天神二丁目、大園郁社長)は五月一日、センサー機能付監視カメラ・録画システムの販売を始めた。
 名称はセキュリティー録画システム「監録」(仮称)で、価格は三万九千八百円。いらなくなったパソコンなどと市販のUSBカメラを接続し、このソフトを入れることで低価格のセキュリティシステムが実現する。PC画面上に五つのセンサーを設定、人や物が移動したときにセンサーが反応して自動的に録画、センサーが反応した時の静止画を保存することで、通常のハードディスクに一~二年分の画像保存が可能となった。個人でも購入できる価格設定になっており、今後はこのシステムを、マンションなどの複数のカメラを使用する業務用、受付システム、顔写真付顧客管理システムなどに応用していくという。
 また、同社では同時に、IP電話を活用した分散型のコールセンター システムを開発、販売をスタートした。
 オペレーターが自宅でも仕事ができるシステムで、指示を出すコールセンターでは各オペレーターへの指示、発信回数の管理や通話録音、モニタリングができる。IP電話を使うのでコールセンターから在宅のオペレータ間の通話は無料で、コールセンターの場所などのコストを削減でき、様々な事情で通勤が困難になった優秀なオペレーターや全国の専門知識を持った人材を短時間でも活用できる。価格は三百万円からを予定している。
 同社は、一九九五年二月設立、資本金は一千万円、売上高は一億円、従業員数は七人。
 大園社長は鹿児島県出身で一九五七年四月十五日生まれの四十六歳、最終学歴は鹿児島工業高卒、趣味は海外旅行。

2003.05.07 発行 週刊経済より