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スマートコミュニティ事業の新会社を設立 福山コンサルタント


週刊経済2022年4月12日発行

社名はFracti合同会社

東証スタンダード上場の㈱FCホールディングス(福岡市博多区博多駅東3丁目、福島宏治社長、以下FCHD)の中核事業会社で、交通・都市などの調査・計画・設計コンサルタントの㈱福山コンサルタント(同)は4月1日、スマートコミュニティ事業の企画開発、運営などを手掛ける新会社・Fracti合同会社(東京都千代田区、舩本洋司代表社員)を設立した。
同事業についてはこれまでFCHDの研究開発子会社である㈱SVI研究所(東京都千代田区、伊藤将司社長)と福山コンサルタントの共同で研究・事業開発を進め、関連特許取得などをしてきており、本格的にスピード感をもった市場展開を加速するため設立に至った。資本金は1千万円(出資者:福山コンサルタント、ほか4人)で、当初は非連結法人として予定。決算期は3月。地域のアクティビティを生かしたおでかけ企画の作成と提供、関連するアプリケーションの開発を展開し、初期段階のサービスとして、エリア限定で店舗などへの送迎・送客サービスを開始し、順次サービス拡張とエリア拡大を予定している。そのほか、MaaS(従来の交通手段やサービスに、自動運転やAIなどのさまざまなテクノロジーを掛け合わせた次世代の交通サービス)事業に係るコンサルティングなども手掛ける。MaaS関連サービスを展開する事業者や自治体に対し、戦略策定、商圏調査、サービス導入支援、データ解析支援などのコンサルティングを福山コンサルタントと連携して一体的に進めていく。
同社では「社名のFractiはFractal(構造)とi(人)の造語。人の流れを生み出すことで、より豊かな地域社会づくりを目指す」と話している。